小津安二郎紹介展示コーナー特別展
小津安二郎監督は1903年に深川(現江東区)で生まれ、今年は生誕120年を迎えています。
9才で深川から三重県松阪市に移り19才で深川に戻り、松竹蒲田撮影所に入所。生涯54本の映画を撮りましたが「東京の宿」までの33作品は深川時代です。30代半ばまで生活の拠点とした深川が、小津映画に与えた影響は大きく、人情に厚い所謂「喜八もの」が生まれました。そして、1932年「生れてはみたけれど」1933年「出来ごころ」1934年「浮草物語」と三年連続キネマ旬報第一位となり、日本映画のサイレントの黄金時代を支える監督となりました。
今年は、江東区と小津監督の繋がりを再考するために、深川時代の小津に焦点を当てた展示会を実施いたします。
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