森下発信、「バレエの街プロジェクト」からバレエ音楽の世界へ誘うレクチャーコンサートをお届けします。はじめてバレエ鑑賞をされる方にも楽しめるよう「白鳥の湖」や「コッペリア」など親しみのある作品をピックアップしました。作品解説や楽器紹介など、生演奏で踊るバレエを間近にご覧ください。
【エリアナ・パヴロバ(1897年3月22日-1941年5月3日)について】
「日本のクラシック・バレエ育ての親」と呼ばれるエリアナ・パヴロバは、ロシア貴族の家に生まれ、ロシア革命のため母と妹と共に日本へ亡命しました。1927年、鎌倉七里ガ浜で日本初のバレエスクールを開校し、日本にバレエを根付かせた最初の人物と知られており「日本バレエの母」と呼ばれています。
エリアナは1941年に日本軍慰問先の南京で病死してしまいますが、エリアナの指導を受けた日本人は多く、貝谷八百子、東勇作、近藤玲子、服部智恵子など日本バレエの礎を築いた人材を育成しました。
エリアナ・パヴロバをより多くの人に知っていただけるよう、このレクチャーコンサートを企画しました。
演目:『白鳥の湖』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
『コッペリア』第3幕より平和のパ・ド・ドゥ
『瀕死の白鳥』ほか
指揮とおはなし:冨田実里(新国立劇場バレエ団指揮者)
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(弦楽四重奏)
ピアノ:飯野珠美(新国立劇場バレエ団ピアニスト)
バレエ:東京シティ・バレエ団
司会:阿部さや子(バレエチャンネル編集長)