企画展示

冬に釣期を迎えるタナゴ釣り。それに使用される伝統工芸品「江戸和竿」を紹介します。
また、江戸発祥とされる、貯木場で行われていたタナゴ釣り「桟取り釣り」についてや、それに使用された江戸時代制作の「桟取り竿」を紹介します。

監修：蜂谷功（うつぼや釣具店・店主）

江東地域は川や海に囲まれ、水とともに発展してきました。水に恵まれているように見えますが、井戸の水は塩気の混じることも多く、人々は飲み水に苦労しました。本展では、江東地域を中心に、江戸から現代、そして未来へと続く東京の水の歴史を紐解きます。

【展示内容】
はじめに 水に悩み、水に支えられた江東地域
第1章　　江戸の二大上水―神田上水・玉川上水―
第2章　　上水の仕組みと水売り
第3章　　都市を変えた水道・下水道
　　　　　（1）近代水道とインフラの整備
　　　　　（2）消防団と水道―龍吐水―
　　　　　（3）使った水はどこへ―下水道―
第4章　　おいしい水を求めて
コラム　 未来を拓く水の技術―超純水―

雪景色に染まる江戸の冬を描いた浮世絵などを中心に展示します。
前期・後期で展示替えがあります。
前期では新年にふさわしい七福神について紹介します。
後期では江戸時代、新年初の行事としてにぎわった初卯について紹介します。

※前期：2025年12月23日（火）～2026年1月18日（日）
　後期：2026年1月21日（水）～2月8日（日）

　江戸時代の前期に京・大坂で発達した印刷技術は江戸時代中・後期に江戸でも盛んとなり、庶民の読者層も増え、様々な出版物が登場し、また独自の文化を花開いていきました。
　本展示では、これらの出版物の製作、出版、販売を担った本屋や、江東地域とゆかりある作者のほか、出版物に描かれた江東地域について紐解いていきます。