1923年(大正12)9月1日、土曜日、午前11時58分44秒。
ゆっくりとした揺れは15秒後に激しくなり、約2分間続いた。
昼食の時間帯だったこともあり、七輪やかまどには火がおきていた。要所で燃え広がった火は強風の影響で飛び火となり、およそ3日間東京を焼き尽くした。
死者行方不明者は約10万5千人(焼死が約9割)、全壊・全焼家屋は約29万棟、半壊約10万2千棟。
あの「関東大震災」から100年。
被災時や復興途上の貴重な写真に、定点で比較可能な場所では今を撮影した。
「東京はいかに復興したのか」
ご覧になった方々が自由に感じていただけたら、と思っている。
鷹野 晃
写真家 鷹野 晃(たかの あきら)プロフィール
1960年 札幌生まれ 1995年 写真展「東京の屋上」をミノルタフォトスペース新宿にて開催
2012年 写真展「東京屋上散歩」を3331Arts Chiyoda 1Fギャラリーにて開催
2016年 写真展「東京定点写真 〜夕暮れと100年散歩〜」をソニーイメージングギャラリー銀座にて開催 2019年12月 生誕250年記念写真展「ベートーヴェン への旅」をソニーイメージングギャラリー銀座にて開催 2020年7月 パネル写真展「江戸東京時空散歩 浮世絵と写真で見る今昔」を豊洲シビックセンター1階ギャラリーにて開催
主に人物ポートレート、旅の撮影を雑誌・企業PR誌などを中心に活動 ライフワークとして東京を独自の視点で撮り続けている NHKの番組「美の壷」「ジャパノロジープラス」などに夕暮れや屋上散歩の案内人として出演
2013年から写真倶楽部「フォト森下」で講師を担当 2022年から写真サークル「江戸東京散歩」を主宰
著書 「夕暮れ東京」淡交社/2007年 「東京屋上散歩」 淡交社/2012年
「浮世絵と写真で歩く 江戸東京散歩」KADOKAWA/2019年 電子版も