砂町文化センターでは、石田波郷(いしだはきょう)の命日である11月21日にあわせて企画展を開催しています。
今年は関東大震災から100年という節目の年にあたるため、震災をテーマに企画展を開催いたします。
俳句の世界では、関東大震災を機に、震災の発生した9月1日を悼む、秋の季語「震災忌」が生まれました。
関東大震災という未曽有の災害に直面した俳人たちは、俳句という十七音に、何をどのように詠み込んできたのでしょうか。
震災を経験した俳人、「震災忌」を詠み込んだ俳句、季語の歴史における「震災忌」、震災の記録など、俳句という切り口で関東大震災を考えます。
中村草田男(なかむらくさたお)、京極杞陽(きょうごくきよう)、山田土偶(やまだどぐう)などの句集や自筆色紙などを展示します。
また、石田波郷の妻で俳人の石田あき子は、7歳の時、深川で関東大震災に遭遇しています。
その様子を綴った自筆原稿も一部公開します。