ティアラこうとうでは、普段劇場になかなか足を運べない子供たちのために本物の芸術に触れる機会を提供するアウトリーチプログラム(出前コンサート)を実施しています。これは江東区芸術提携団体である東京シティ・バレエ団と東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団とともに希望する江東区内の小学校を訪問し、参加型の体験プログラムを実施するものです。
第一部 からだを動かそう バレエのレッスンを見てみよう
第二部 踊りを見てみよう
[プログラム例]
•「コッペリア」より バラード
•「くるみ割り人形」より 金平糖の女王のヴァリエーション
•「白鳥の湖」より ジークフリート王子のヴァリエーション
•「海賊」より メドゥーラのヴァリエーション
•瀕死の白鳥
•「コッペリア」より 人形の踊り
•「コッペリア」より チャルダッシュ
「アウトリーチ・コンサート」は2005(平成17)年から始まりました。
当初は年間6校で実施していましたが、2009(平成21)年から2020(令和2)年まで株式会社日立社会情報サービスの協賛を受け、バレエとオーケストラそれぞれ6校の計12校で実施しました。
その後、バレエとオーケストラ以外にもソロアーティストのプログラムも開始し、また2023年(令和5)年からは株式会社IHI回転機械エンジニアリングの協賛をいただいています。その結果、2023(令和5)年度には小学校17校、社会包摂プログラムとして老人ホーム1か所の計18か所でアウトリーチ・コンサートを実施することになりました。
企業協賛をいただき、今後も訪問先を増やしていく予定です。
アウトリーチ・コンサートはこれまでに100回以上実施し、参加したこどもたちはすでに1万人を超えています。
この取り組みが評価され、2014(平成26)年には国が後援し、NPO法人が実施している「第8回キッズデザイン賞」の「子どもの未来デザイン 感性・創造性部門」を受賞しています。