2025年度特別展「芭蕉ゆかりの臨川寺と美濃派」
本年は蕉門十哲の1人に数えられる芭蕉の門人・各務支考(かがみしこう)生誕360年にあたります。
支考は蕉風(芭蕉が確立した俳句の詠み方)を受け継いだ芭蕉の門流のなかでも特に全国に勢力を広げた「美濃派」の創始者として知られ、江戸の美濃派(東武獅子門)の拠点となったのが臨川寺(清澄3)です。また、臨川寺は芭蕉ゆかりの寺でもあり、芭蕉が延宝8年(1680)に日本橋から深川へ転居した頃に、同寺(当時は臨川庵)に滞在していた鹿島(茨城県)根本寺の仏頂禅師と交流し、禅を学んだ寺とされています。
これをふまえ、本展では芭蕉ゆかりの臨川寺と美濃派の歴史について紹介します。
2025年8月29日() ~2025年12月7日()
芭蕉記念館 江東区芭蕉記念館 2階展示室