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時雨忌

時雨忌とは、松尾芭蕉の忌日である陰暦10月12日の季節が時雨であることにちなんで、この日を「時雨忌」とよびます。当館では、芭蕉を偲ぶ句と四季雑詠の句を投句する全国俳句大会を「時雨忌」と称して毎年開催しています。

第44回「時雨忌」全国俳句大会

受賞結果

受賞作品決定
今回は、全国から909名、1,816句の応募をいただきました。
その中から、時雨忌賞、芭蕉記念館賞が決定しましたのでご紹介いたします。

入選句集は芭蕉記念館窓口で販売中です。(1部500円)
問 江東区芭蕉記念館(江東区常盤1-6-3) ℡03-3631-1448

【時雨忌賞】

望月や小さくたたむ旅のもの 鶴巻貴代美(東京都 文京区)

派手なことばの全くない句です。しかし、旅に持ってゆく衣類その他を丁寧にたたんでいるその姿には、静かなたかぶりと期待が感じられました。
〈評〉櫂未知子先生(「群青」共同代表)

【芭蕉記念館賞】

戻ること出来ぬ今生雲の峰 佐野明美(静岡県 富士市)

真夏の雲の峰を仰ぐにつけても、もう一度人生をやり直すことはできない。「一期一会」こそつねに新たな時間との邂逅であった。そのように生きて来たのである。二度と仰ぐことができないと思うと、酷暑さなかの雲の峰もかぎりなく美しい。
〈評〉宮坂静生先生(「岳」主宰)

応募要項

2025年度は終了しました。
次回第45回(2026年度)大会の応募については、2026年4月10日(予定)に発表いたします。

兼題部門1句、四季雑詠部門1句の2句一組で投句してください。
兼題部門は「芭蕉を偲ぶ句」か「今年のテーマ句」(今年のテーマ「望」)のどちらかを選んでください。

応募要項・投句用紙のダウンロード

【選者】

池田澄子(「豈」「トイ」所属)
稲畑廣太郎(「ホトトギス」主宰)
井上康明(「郭公」主宰)
今井聖(「街」主宰)
大木あまり(「星の木」所属)
小川軽舟(「鷹」主宰)
櫂未知子(「群青」共同代表)
宮坂静生(「岳」主宰)
(五十音順・敬称略)

【投句料】

2句一組千円。
何組でも応募可/応募数に制限はありません。
定額小為替か現金書留で、投句用紙といっしょに送付してください。
切手は不可。

【投句締切】

2025年7月20日(日)必着

【投句規定】

  • ①投句期間(第44回は2025年4月10日(木) ~ 2025年7月20日(日)締切必着)に、規定の投句用紙、またはA4判の用紙を使用して投句してください。投句用紙はホームページからダウンロードできます。
  • ②郵便番号、住所、電話番号、氏名・俳号(各フリガナ)を明記。
  • ③作品は、はっきり楷書で記入し、漢字にはフリガナをお願いします。
    ※句集に掲載される作品及びそれ以外の作品に正字・旧字・略字・異体字などの難字がある場合は、作品全体をデータ画像として読み取り(スキャニング処理)掲載します。
  • ④自作・未発表作品に限ります。
    ※類句、類想句、二重投句(句会報・結社誌・大会句集・新聞・雑誌・ホームページ・SNSなど、本大会への投句以前に既に投句されたもの)については、賞を取り消す場合があります。
  • ⑤記入いただいた個人情報は本大会事業以外に利用いたしません。
  • ⑥応募作品のすべての著作権(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含む。)及びこれから派生するすべての権利は主催者に帰属するものとします。応募者は、著作者人格権(公表権、氏名表示権、同一性保持権)を行使しないものとします。

【大会句集】

投句者全員に送付します。
句集には受賞作品(芭蕉記念館時雨忌賞、芭蕉記念館賞、特選、入選)、佳作作品を掲載します。
(投句全作品は掲載されません。)

【賞】

芭蕉記念館時雨忌賞(兼題部門の最高得点)1名
賞状・記念品を授与。受賞作品短冊は芭蕉記念館ロビーに一年間掲示。
芭蕉記念館賞(四季雑詠部門の最高得点)1名
賞状・記念品を授与。受賞作品短冊は芭蕉記念館ロビーに一年間掲示。
各選者による特選3句賞状・記念品を授与。
各選者による入選10句賞状を授与。
各選者による佳作20句大会句集掲載のみ。

【発表】

2025年9月末日までに入賞者に直接通知

【授賞式】

2025年10月12日(日)
午後2時より江東区芭蕉記念館にて開催

【投句先・お問い合わせ】

江東区芭蕉記念館
〒135-0006
江東区常盤1-6-3
TEL 03-3631-1448

句集紹介

各句集は当館にてご購入頂けます。

時雨忌入選句集

各時雨忌全国俳句大会ごとに入選した句をまとめた句集です。

1部500円

時雨忌入選句集